裏技ドットコム

修繕積立金の裏に隠された注意点

HOME > 不動産 > 修繕積立金の裏に隠された注意点

マンションに入居した場合、毎月の家賃の他に、管理組合へ修繕積立金の支払いが必要になります。マンションはそれぞれの部屋以外にも、駐車場、エレベーター、屋上など、全員が利用出来る共有のスペースがあります。こうした共有スペースのメンテナンスや修理を行うために、修繕積立金が徴収されるのです。

※マンションには区分所有法という法律が定められており、住人は修繕積立金の負担が義務付けられていて、支払いを拒否する事は出来ません。

修繕積立金の額はマンションの大きさなどによって変わりますが、概ね月額1万円前後が相場です。しかしこの修繕積立金には、あまり話題にならない裏側に隠された問題点が多くあり、マンション住民のトラブルで多い事の一つなので、注意点として覚えておくべきです。

まず注意すべきなのは、積立金が将来、値上がりする可能性が高い点です。例えば、入居前は月額5000円と記されていたのに、入居から5年後に1万円に、10年目には2万円と、度重なる値上げが行われるケースは少なくありません。

基本的に、修繕積立金は入居当初は低く見積もられている事が大半(入居者を多く獲得したいという理由)なので、値上げはほぼ確実に行われると考えておくべきです。近年では、大抵のマンションで長期修繕計画が設定されています。長期修繕計画とは「○年後に××の修繕を行うので△万円の費用が必要」などの情報が記載されたものであり、契約時にあらかじめチェックしておく事が重要です。

更に、修繕積立金の額は入居者数の予測を基に算出されるため、見込みよりも入居者が少なかったり、退去者が増加すれば、それだけ積立金は不足する事になります。部屋の稼働率が低くても定期的なメンテナンスは不可欠なので、結果として住人一人当たりの負担が大きくなるのです。本来、空き部屋分の修繕積立金は不動産会社が請け負うべきですが、不動産会社が補償免除を規定しているケースも多いので、事前に確認しておく事が重要です。

修繕積立金の値上げは、管理組合の主導によって行われる事が多いです。しかし、住人の意見がまとまらずにトラブルになるケースもあります。特に中古マンションの場合、住民自体も高齢化しており、空き家率が高いだけでなく、積立金を出し渋るトラブルメーカーな住民が居る事もあるので、重要な注意点です。

★関連ページ;マンションの管理組合に入らない裏技はあるのか?

特に高齢者が多いマンションの場合「自分はもう長く住まないから」と積立金を出し渋る老人が居て、修繕費用が集まらない・・・と嘆く口コミも増えているので注意です。

空き家率の上昇に伴い、将来の修繕積立金の増額は必至!

総務省が発表した2013年時のデータによると、日本の空き家率は13.5%にも上ります。日本は少子高齢化で人口減少が続いており、将来的には更に空き家の数は増えていくと予測されています。つまり、今後はマンションでも入居者が減り、住人一人当たりの修繕積立金が増額されていく可能性が極めて高いという事です。

前述の通り、修繕積立金は住人全員が支払う必要があります。仮に、自分は一階に住んでいるからエレベーターは使わない、車は運転しないので駐車場は利用しない、という人であっても、修繕積立金の支払い義務を逃れる事は出来ません。

特に注意すべきなのが駐車場です。平置き駐車場の場合、メンテナンス費用はほとんど掛かりませんが、機械式の場合は修理やメンテナンスに数百万円もの費用が掛かる事もあり、修繕積立金も高額になります。ゆえに、自分が車を運転しない場合でも、駐車場の形式も確認しておくべきなのです。

修繕積立金の裏に隠された注意点まとめ
・修繕積立金は入居後に値上がりする可能性が高い
・全国的な空き家率上昇に伴い、マンションの修繕積立金も増加する
・中古マンションの多くで、積立金不足が問題化している

最後にレアケースですが、管理組合の理事長が修理業者と癒着して、修繕積立金を不正に流用するといった事例もあるので、一応注意した方が良いです。例えば、本来なら修理費が100万円で済む場合でも、業者とグルになって200万円掛かると住民達に偽って支払い、その後理事長が業者からバックマージンを受け取る・・・という具合です。

管理組合の仕事は面倒なので、基本的に理事をやりたがる住人は少ないです。そのため、率先して理事を担当してくれる人がいると、住人はその人に管理を任せきりになって、実際の必要経費がどれぐらいなのか確認しない事が多いのです。こうした不正は、住民が常日頃から管理組合の会計をチェックしたり、住民同士の口コミ〜マンションに関する情報交換をしておかないと、見過ごされる可能性が高いので注意です。

※当ページへのリンクはご自由にどうぞ。但し画像・文章の転記や複製は禁止です。引用される際は必ず該当ページへリンクして下さい。
Copyright (C) 2017 https://u-waza.com All Rights Reserved.