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フルローンで自動車を買う裏技のデメリット

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車を買う際、多くの人が自動車ローンを組んで購入しますが、車両価格の2〜3割を頭金として収めるのが一般的です。しかし、頭金なしでローンを組むという裏技もあり、それがフルローンという方法です。

フルローンは頭金が不要なので、まとまったお金を用意できない人でも車を買いやすい、というメリットがあります。貧困層の中には「車なんて、金が無くてもフルローンで買えばよい!」という口コミが蔓延しているそうですが、この考えは少々甘いです。フルローンには色々とデメリットも多いので注意が必要です。

フルローンのデメリットの一つ目が、ローン申請の審査に通りにくい事です。一般のローンで頭金を支払うのは、借り手の最低限の返済能力を探る意味があります。フルローンでは返済能力に何の担保もされないため、その分審査が厳しくなるのです。フルローンの審査に通らなかった場合は、親など親族に保証人になってもらったり、車のグレードを落とす(ローンの総額を低く抑える)事で、融資が下りる場合もあります。

自動車業界で働く人の口コミ情報によると、年収300万円未満ではフルローンの審査に通りにくいですが、保証人を付けると通るケースもあるとの事です。

他にも、月々の返済額が多くなるというデメリットもあります。例えば150万円のコンパクトカーを通常ローンで購入する場合、頭金はおよそ30万円で、残りの120万円に金利が掛かります。それに対し、フルローンでは150万円に丸々金利が掛かる事になります。このケースにおける、金利4%で5年ローンの支払い金額をシミュレーションで比較してみます。

150万円の車を買う場合(金利4%の5年ローン)
・頭金30万円&ローン120万円 ⇒支払い総額162.6万円
・フルローン ⇒支払い総額165.7万円

頭金30万円のローンの場合、借入額は120万円で、一ヶ月あたりの返済額は約22000円、利息は約12万6000円で、返済総額はおよそ162万6000円です。一方、フルローンの場合は借入額が150万円で、月々の返済額は約27600円、利息は約15万7000円で、総額は165万7000円となります。つまり支払い総額は、フルローンの方が3万円以上多くなるという、金銭的デメリットが生じるのです。自動車の本体価格が高くなるほど、また返済期間が長くなるほど、返済金額の差は大きくなります。

また、フルローンは金利も高く設定されているケースが多い事にも注意が必要です。日銀のマイナス金利政策により、2017年現在、一般的な自動車ローンの金利は4%程度まで下がっていますが、フルローンの場合は5%程度に上がります。

自動車のような高額商品の場合、金利がわずか1%違うだけでも、総額では大きな差が出るのです。上記の150万円・5年返済の場合、金利が4%から5%に上がれば、返済金額は『165.7万円⇒169.8万円』と4万円以上増える事になります。

フルローンで自動車を買う裏技のデメリットまとめ
・フルローンは審査に通りにくい
・金利も高くなるので、支払い総額が増える
・最も節約できるのは、ローンを組まず現金一括で買う事

このように、フルローンは車を買いやすいように見えて、実際には支払総額は高くなるという大きなデメリットがあります。フルローンは、お金の無い人に優しい仕組みに見えて、最終的には最も搾取される金額が大きくなる、最も「情弱」な買い方なのです。逆に、自動車を最も安く購入する方法は、現金一括で支払う事です。

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