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学べば食いっぱぐれない外国語

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近年の日本は、インバウンド(外国人観光客)が大幅に増加しています。日本政府観光局の調査によると、2008年のインバウンドは835万人でしたが、2017年は2869万人と、この10年で3倍以上に増えています。

国として外国人を招き入れるには、外国語を習得した人間を増やすことが重要になります。これまでは日本人だけを相手にしていれば良かった業界も、これからは外国語を話せる事が必要な時代になっていくと思われます。

特に大学生は第二外国語の選択で、メリットのある言葉を選ばないと学び損になりかねません。では「この言語を学べば食いっぱぐれない」と言える外国語は何なのか?検証してみます。

英語〜重要度は非常に高いが、できる人はゴマンと居る

外国語の中では、当然ですが英語が最も安泰で重要度が高いです。英語を母国語とする人口は約5億3千万人で、第二言語などを含めると世界で約17億5千万人が利用しています。

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英語は世界共通語という扱いであり、他国の人との会話はとりあえず英語を仲介言語とするのが一般的です。実際、日本のインバウンドは中国や韓国などアジアの国が中心ですが、彼らが日本人に話し掛けてくる場合は、中国語や韓国語ではなく英語を使う事が多いです。

ただし、英語を話せる日本人などいくらでもいるため「日常会話ができる」「TOEICで800点台」といった程度ではほとんど役に立ちません。就職で多少有利に働く事はあっても、食いっぱぐれないという条件には程遠いです。英語が武器になるのは「帰国子女や留学経験あり等、ペラペラに話せる」「TOEICなら900点後半以上」といった高いレベルが必要です。

近年では楽天やユニクロなど、社内で英語を公用語にする会社も現れました。しかし実際は、社内でも普通に日本語が話されており、英語を使うのはあくまで建前でしかないようです。「重要なことなので日本語で失礼します」という挨拶が楽天社内での流行語になっている・・・という口コミすら聞かれます。無理に英語を取り入れても失敗するという事例ですね。

中国語〜日本では特に有効

中国語も食いっぱぐれない外国語です。中国語の人口はおよそ13億7千万人で、世界で最も多く使われる言葉です。そして日本の貿易相手国で最多金額(輸出入の合計)なのは中国です。加えて近年、日本で激増している外国人観光客で最多なのは「中国人」ですから、中国語が話せると役立つ場面は増えています。

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前述の通り、日本に来る中国人は英語を使う事が多いですが、それでもやはり中国語で話せる方がコミュニケーションが取りやすいので、習得には大きなメリットがあります。そして英会話学校や大学の第二外国語でも、中国語のコースは多数あるので学べる機会も多いです。

英語のように需要と供給のバランスも崩壊していないので、学べば食いっぱぐれない言語をどれか一つだけ挙げるなら、中国語がお勧めです。

スペイン語やアラビア語〜世界での利用人口は多く、使える日本人が少ない

世界的に見ると、スペイン語は重要度合いがかなり高い言語です。日本人にとってあまり馴染みがないですが、メキシコやアルゼンチンなど中南米の大半の国がスペイン語圏なので、世界で4億2千万人もの人が使う一大勢力なのです。

中南米は、野球(キューバやドミニカ)、サッカー(アルゼンチンやウルグアイやコロンビア)など、スポーツが盛んな国が多いです。またテニスやゴルフなどでも、世界的に活躍するプレーヤーが多いです。ゆえにスペイン語は、スポーツ選手へのインタビューの場面で不可欠な言語となっているのです。

また、中東で多く用いられているアラビア語も、利用人口は約2億3千万人と多い言語です。ビジネスでの需要は少ないながらも、日本でアラビア語ができる人間がほとんど居ないので、活かせるチャンスはあるでしょう。

ただし、日本でアラビア語を学べる学校はほとんど無く、大学でも第二外国語の選択肢に無い場合がほとんどです。そもそも、アラビア語は発音が独特などの特徴があるため、世界一難しい言語とも言われており、習得は極めて困難という問題があります。

スペイン語やアラビア語が多少でも理解できれば、三井物産や伊藤忠商事など、世界中に販路を持つ「商社」に就職しやすくなるでしょう。商社は年収・生涯賃金が非常に高い事から、大学生の人気就職ランキングでも常に上位です。

逆に勉強しても役立たない言語は?

一方で、学んでもあまり役に立たない言語もあり、その代表が韓国語(ハングル)です。日本にとって韓国は最も身近な国であり、インバウンドも多いです。しかし、韓国の人口は約5千万人と少なく、他に使用している国も無いため、習得してもビジネスで活かせる機会は少ないです。近年は韓国の反日行動に嫌気がさしている人が多く、むしろ「嫌韓ブーム」と呼べるほどなので、学んでいる事が恥ずかしい風潮すらあります。

元SMAPの草なぎ君は独学でハングルを学び、韓国でもアイドル活動を行うなど仕事に役立てていましたが、一般人の場合は徒労に終わる可能性が高いです。

他にドイツ語やフランス語も、知名度の割には学ぶメリットが少ない言語です。ドイツ語やフランス語を母国語とする国は比較的多いのですが、それらはベルギーやオーストリアなど欧州の一部と、アフリカ北西部が主なので、日本とは関係が薄い国ばかりです。

ドイツ語やフランス語は大学の第二外国語として学べる事が多いですが、実用性では韓国語よりも劣ります。ドイツ語は医療現場でよく使われる言語(例えば「カルテ」はドイツ語)なので、将来医師を目指す人にとっては学ぶ価値がありますが、一般人には無縁の言語です。

学べば食いっぱぐれない外国語まとめ
・英語は世界中で役立つが、高レベルが求められる
・インバウンドの増加で中国語の重要性は高まっている
・韓国語やフランス語は仕事であまり活かせないので注意

各言語の有効性をまとめると、以上のようになります。ですがこれらはあくまで「ビジネスマンのプラスアルファのスキル」としての言語能力の話です。言葉の通訳を生業とする職業〜いわゆる翻訳者という職業は、いずれの言語でも厳しいです。

翻訳者は今でも喰えないし、今後は更に厳しい・・・

まず翻訳者は、コンピュータによる自動翻訳の発達という逆風に晒されています。例えばインターネットのWEBサイトは、GoogleChromeブラウザを使えば自動翻訳が出来ます。また翻訳ソフト・翻訳アプリも年々精度が上がってきています。

加えて「ポケトーク」のような高性能な多言語翻訳機も発売されてきました。日常会話レベルの外国語スキルは、機械を使う事で簡単に代替される可能性が高まっています。

また、海外の書籍等を日本語化する「翻訳者」は、そもそも喰えない職業だと言う口コミが支配的です。日本の翻訳者として上位に居るタカ大丸氏ですら、自信の著書「貧困脱出マニュアル」にて『翻訳業は貧困脱出において最悪の職業。外国語が好きでも翻訳以外の仕事を探せ!』と警笛をならしているほどです。

確かに、国際会議や会談で政治家同士の対話を同時通訳するような「超スペシャリスト」の翻訳者は、仕事に見合った報酬を受けられます。またIT・化学・医療など専門分野では、自動翻訳はまだまだ難しい領域なので、翻訳者の仕事は当面無くならないでしょう。しかし、このような食いっぱぐれないレベルの翻訳者は、日本でトップレベルになる必要があり、現実的ではありません。タカ大丸氏の言うように、中途半端に学んでもコスパが悪いだけです。

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