裏技ドットコム

一生安泰な・食いっぱぐれない職業

HOME > 就職・転職 > 一生安泰な・食いっぱぐれない職業

2010年代に入り、日本経済は回復傾向にあり、有効求人倍率も上がってきています。しかし求人内容は、建設業や非正規雇用などが多く、労働者とのミスマッチも大きいです。どうせ就職するなら、一生食いっぱぐれない安泰の会社に就きたいところです。

数年前に、オックスフォード大学が「10年後に消える職業」という論文を発表し、日本でも話題になりました。この論文で下位にランクされた、つまり10年後に消える確率が低い仕事としては、漫画家や写真家やデザイナーなど芸術系の仕事、医師やソーシャルワーカーなど医療系で資格の必要な仕事、小学校教師や弁護士なども挙げられています。

但しあくまでオックスフォード大学=英国基準の論文であり、日本でそのまま当てはまるとも限りません。例えば小学校教師は、人口知能やロボットでは代替不可能な仕事ではありますが、日本は極度の少子高齢化で学級数が激減しており、教員の数は余剰気味です。また、同論文ではタクシー運転手は消える確率が高いとされていますが、少なくともあと20年以上は絶対に無くなることはありえない、むしろ安泰な職業です。

よって、日本社会の情勢に合わせた「食いっぱぐれない職業」を再考してみます。

公務員(安泰度◎、年収○)

安定した職業の代表格は、何といっても公務員です。公務員には身分保障があり、法律を冒すような行為をしない限り、絶対にクビになる事がありません。年収は地方公務員だと、民間企業の平均よりもやや多い位が標準ですが、公務員は福利厚生が充実しており、各種手当てが充実していたり、有給休暇なども取りやすい等のメリットが大きいです。

但し、昨今では公務員が「美味しい職業」だという口コミが学生に広まりすぎて、公務員試験の倍率は年々上昇しており、大企業に入るよりも難しいとの声さえ聞かれます。地方公務員などは、学歴やペーパーテストの実力よりも「コネ」が重要だという口コミも根強いです。

医師(安泰度◎、年収◎)

日本の将来を考えた場合、少子高齢化の影響が大きくなる事は間違いありません。つまり、高齢化社会で需要が増える職業は、食いっぱぐれないと判断でき、その代表格が医師です。どんなに医療用医薬品の規制緩和が進んだり、手術のロボット化などが進んでも、医師の需要自体ががなくなる事は絶対にあり得ません。医師の平均年収は高く、勤務医ならばおよそ800〜1000万円、開業医なら1200〜2000万円程度にもなります。

ですが、医師の全てが安泰というわけではなく、診療科によって将来性は大きく変わる事には注意が必要です。例えば、昔は歯科医は非常に収入が良かったのですが、医学部より低レベルで入れる歯学部を目指す学生が増えた事で供給過多になり、現在では歯科医院はコンビニよりも多いという状況です。過当競争の結果、年収300万円に満たないクリニックも珍しくない傾向にあり、日本では歯科医は典型的な喰えない職業と化しています。

また救急救命や小児科など、ブラック労働に加えて控訴リスクにまで晒される診療科では、高収入でも「全く割に合わない!」との口コミが支配的です。そもそも医師免許を獲得するには、医学部に入学できる頭脳やお金が必要なので、誰でもなれる職業ではありません。

看護師・薬剤師(安泰度○、年収○)

女性の場合は、看護師や薬剤師などが医療系で安泰の職です。上記の通り、日本は高齢化社会の影響で医療従事者の需要は増していきますし、医師に比べれば看護師や薬剤師は資格を取るのも容易です。そして看護師の年収は450万円前後、薬剤師は約500万円と、女性にしては十分な収入と言えます。

但し薬剤師は、試験の緩和や目指す学生が増えた事で、将来的に需給の逼迫が崩れ、年収が崩壊する可能性も指摘されています。一方、看護師不足は永久に続くと予想されますが、激務なので身体を壊すリスクが高い職業です。

葬儀会社(安泰度◎、年収▲)

他に一生食いっぱぐれない就職先としては、葬儀会社も挙げられます。高齢者は年々増加していくことが確定事項であり、今後は「死亡者=お葬式の需要」は確実に増えます。葬儀会社の平均年収はおよそ500万円程度と、民間企業と同程度です。

以前は意外と高収入な業界だったのですが、近年は家族葬などのシンプルな葬儀が主流になった事や、葬儀業界のボッタクリが認知されてきた事で、収入は減少傾向にあります。ですが、なりたいと思う人が常に少ない「売り手市場」の業界なので、日本では安泰度合いが相当に高い職業だといえます。

介護福祉士(安泰度◎、年収×)

そして、介護福祉士も一生食いっぱぐれない職業の一つです。介護福祉士とは、介護を必要としている高齢者に対して、食事、入浴、排泄などの介助を行う仕事です。業務内容はホームヘルパーに似ていますが、ホームヘルパーに就くのに必要なのは「認定資格」、介護福祉士は「国家資格」という違いがあります。

ホームヘルパーの雇用形態はパートの場合が多いので、正社員と扱われる介護福祉士の方が給与は高いです。ただし、それでも年収は300〜400万円程度とあまり高くない点には注意が必要です。介護福祉士になるには、介護の実務経験3年以上に加え、実務者研修(540日以上)を修了したうえで、国家試験に合格する必要があります。

政府は今後、介護職を介護福祉士に一本化するように進めているので、ホームヘルパーよりも介護福祉士の資格を取る必要性が生じるかもしれません。そのうえブラック労働の極地にある業界なので、確かに喰いっぱぐれは無いでしょうが、お勧めできる仕事か?と問われると、疑問符がつく職業ではあります。

弁護士や税理士(安泰度▲、年収▲)

以前は弁護士や税理士など、いわゆる「サムライ業(「〜士」と付く職業)」も一生食いっぱぐれない職業の典型でしたが、近年は喰えない資格に転落しています。独立開業なんてとても無理で、大手の事務所に所属するサラリーマン弁護士(税理士)も増えており、年収300万円程度というケースすらあるようです。

共に何年も浪人する人が当たり前にいる難関資格ですが、ネットでは「まるで割に合わない職業だ」という嘆きの口コミすら聞かれます。

タクシー運転手(安泰度○、年収▲)

タクシー運転手という職業、世間一般には「自動運転技術で無くなる仕事だ」と思われていますが、実は真逆で、当面は絶対に食いっぱぐれない仕事です。

その理由は、自動運転技術は2018年現在でもまだ実験の初期段階で、公道を走れるレベルになるには10年以上掛かるというのが定説です。また走れるようになっても、安全面の担保〜事故時の保証をどうするのか?など、客商売としての問題が山積なので、すぐにタクシーが自動運転になるのは事実上不可能と言えます。

それ以上に大きな理由が、タクシードライバーというのは「失業者の雇用の受け皿」という側面が大きい職業だからです。もしタクシー運転手の就職口が消えれば、中高年男性のセーフティーネットが無くなるわけです。全国のタクシードライバーは約37万人(全タク連調査)も居るので、日本中に大量の失業者が溢れる事になります。

★関連ページ;自動運転化が進んでもタクシー運転手が絶対に無くならない裏事情

ですから自動運転が技術的に可能になっても、政治的な側面から、当面は法律で制限される事が間違いないのです。このような裏事情もあるため、最低でもあと20年は、タクシー運転手は絶対に無くならない職業だといえるのです。

クリエイティブな職業(安泰度◎、年収◎〜×)

映画監督や小説家、音楽家や作曲家、写真家やコピーライター等のクリエイティブな職業は、ロボットやIT化で代替は不可能なので、全世界共通で「絶対に無くならない職業」です。

しかしこれらクリエイティブな仕事は、実際に職業としてメシを喰える人はほんの一握りな業界です。一部の成功者が億万長者になる一方、大半の人はワープアで、バイトと掛け持ちしたり家族の収入に依存したり・・・となります。プロスポーツ選手なども、これと同様の性質です。

東証一部上場の大企業(安泰度×、年収○)

戦後の日本は終身雇用制度が確立されていたため、大手企業に就職出来れば一生安泰でした。しかし、日本は長引く不況の影響で、近年では終身雇用制度は既に崩壊しています。

シャープや東芝といった誰もが知る大手家電メーカーですら倒産の危機に瀕しているというのは、一昔前では想像だにしなかった事です。相変わらず大学生の就職アンケートでは、東証一部の大企業に人気が集中しており、特に三菱商事や三井物産などの商社は「給料が高い上に絶対安泰」と思い込まれています。しかし経済の変革著しい現在では、どんな大企業でも安泰とは言えない状況であり、大企業でも安泰では無い事には注意しておくべきです。

一生食いっぱぐれない職業まとめ
・クビにならない公務員は一生安定だが、競争率も非常に高い
・葬儀業界のような汚れ仕事は、常に売り手市場で食いっぱぐれない
・介護福祉士は安泰だが、年収が少なくブラック労働
・実はタクシー運転手は、当面は絶対に無くならない!

逆に食いっぱぐれる可能性が高い職業として、前述のオックスフォード大学発表の「10年後に消える職業」では、事務職全般や保険の営業、不動産ブローカー、金融業界の職種全般、スーパーの店員などが上位に挙げられています。ロボットに代替されたり、IOT化で不要な存在と化す職業などは、典型的な食いっぱぐれる職業といえます。特に証券や保険の営業、不動産仲介業などは、明らかに無駄な仕事の塊なので、淘汰されていく可能性は高いでしょう。

※当ページへのリンクはご自由にどうぞ。但し画像・文章の転記や複製は禁止です。引用される際は必ず該当ページへリンクして下さい。
Copyright (C) 2017 https://u-waza.com All Rights Reserved.