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ゴーストライターとは?なる方法や年収(印税率)は?

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ゴーストライターとは、有名人の著書を本人に代わって文章を作る「代筆者」の事です。作家・文筆家のことをライターと呼びますが、自らの名前を出さず黒子に徹する物書きなので、ゴーストライターと呼ばれるのです。

文筆が本業ではない有名人〜例えば芸能人・スポーツ選手・企業の経営者などが著者になっている書籍は、実用書であろうが自伝であろうが、90%以上がゴーストライターが執筆しています。特に現役のスポーツ選手や会社の社長などは、本人は超多忙なうえに、人に読ませる文章を書く経験・能力が無い人がほとんど(特にスポーツ選手)なので、ほぼ100%ゴーストライターが執筆しています。

海外のスポーツ選手の自伝には、ライターの名前が共著として書かれているケースもありますが(ジダンやフェデラー等)、日本ではまずありません。しかし、野村克也や落合博満や本田圭佑らの本は、本人は取材・インタビューを受け監修しているだけで、実際の文章は全てゴーストライターが執筆しています。

近年は著書だけでなく、例えば芸能人のブログやフェイスブック・TwitterなどのSNS投稿なども、ゴーストライターが投稿しているケースも増えています。たまに芸能人のブログで暴言きっかけで炎上することがありますが、その場合は逆に本人が書いている事が大半です。要するに芸能人は、社会常識が欠落している馬鹿も多いので、不適切な発言で炎上しないように、マネージャーなど事務所関係者がゴーストライターになって書いている訳です。

上記動画で、青山繁晴氏がゴーストライターに関する裏事情を語っています。要約すると・・・

・ゴーストライターが書いている本は非常に多い
・著名な評論家でも、まとめサイトを作るようにツギハギで本を作らせている輩も居る
・自分の本なのにゴーストが書いて全く読んでいない作者すら居る
・有名人のネームバリューで本が売れるから、この仕組みが無くなる事はない

誰もが知る有名作家となった物書きにも、かつてゴーストライターをやっていた人も少なくありません。ノーベル文学賞作家・川端康成は、菊池寛氏の『不壊の白珠』を代作したことで有名ですし、糸井重里は矢沢永吉の自伝を、立花隆は香月泰男の著作を代筆した経験があります。

ゴーストライターになる方法〜出版社とコネが不可欠

次に、ゴーストライターになる方法は、とにもかくにも出版社の人間(編集者)とコネを持つことが第一歩です。ゴーストライターの募集は表だって公表されることは皆無で、必ず水面下で探される事になります。よってゴーストライターは、必然的に「出版社に出入りしていた外部のフリーライター」というケースが最も多いです。

雑誌の特集記事などに寄稿する「フリーライター」は、トップ層〜例えば宮崎哲弥氏や故・勝谷誠彦氏などは、有名になったことで自身の著書も出せるため、年収は数千万円単位になります。しかし大半のフリーライターは、雑誌への寄稿だけで、自身の著作など出せないので、ろくにメシが喰えない貧困層です。

※近年は、低品質記事を乱発するキュレーションサイト(MARYやnanapiなど)や無差別スパムサイト(コトバンク)などに、1000文字300円以下という明らかに最低時給を下回る水準の外注を引き受けるほど、喰えないライターは多いです。

なので編集者社から「今度○○さんという著名人の本を出したいので、ゴーストライターをやらないか?」などと外注ライターの人が誘われる訳です。ゆえにゴーストライターの人たちは、それを目指していた訳ではなく(ライターとして大成を目指したが夢破れて)喰っていくために妥協してなった・・・というのが大半です。

出版社では、有名人の名を借りた書籍はネームバリューだけである程度は確実に売れるので、積極的に出したがります。しかし有名人ほど忙しく、しかも大半が文章を書くことになれていません。そこでゴーストライターの出番が来るわけです。

ゴーストライターの年収(印税率)

ゴーストライターはあくまで著者の補佐をしたという体裁に過ぎないので、名前が書籍に出ることはまずありません。ですから「有名ゴーストライター」なんて存在は、基本的に居ません(出版業界の内部では居るでしょうが)。

また、あくまで黒子役なので報酬も限界があるので、前述の売れっ子ライターのように年収が1千万円を超えるような事も、まず無いです。というのは、書籍の売上に対して著者がもらえる金額(印税率)は「10%」が基本ですが、ゴーストライターが受け取れる印税は2〜3%が相場だからです。印税が折半(つまり5%ずつ)になれば万々歳ですが、著者が社会的成功者で気前が良く、かつその人に気に入ってもらえれば「もう少し分けてあげて」と5%以上の印税がもらえる事もあるらしいですが、極めてレアケースです。

ゴーストライターになる方法や年収(印税率)まとめ
・ゴーストライターになるにはフリーライターとして出版社に出入りする
・喰えないライターの副業仕事。年収1千万円を超える事はまず無い
・経営者や芸能人やスポーツ選手の著書は、9割以上がゴーストが書く

出版業界内で『ゴーストの帝王』と呼ばれた重松清氏のような例もまれに居ますが、それでも内輪で有名なだけで、一般の読者層に名前が浸透している訳ではないです。基本的にゴーストライターは、喰えない物書きが糊口を凌ぐために「仕方なく」やっている仕事に過ぎません。物書きは皆、自分の著書・書きたいことを書いて稼ぎたい訳で、ゴーストライターのように言いなりで行う仕事は、生きるための「出稼ぎ労働」と思っている人がほとんどです。

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