裏技ドットコム

休日の多い職業とその裏事情

HOME > 就職・転職 > 休日の多い職業とその裏事情

日本では、カレンダー通りに休みが取れたとすると、年間の休日数はおよそ120日程度になります。つまり、休日が120日以上ある職業は休みが多く、逆に120日以下なら少ないと考えられます。一般的に、中小企業よりも大企業の方が休日は多い傾向にあります。ここでは、休日の多い職業・業界をピックアップしてみます。

まず、転職サイトDODAの運営するサイト「キャリアコンパス」が2500人に行ったアンケート調査によると、年間の休日が多い業種ランキングの1位が自動車・輸送機器メーカー(135.2日)、2位が電子・電気部品・半導体メーカー(132.7日)、3位が医療機器メーカー(130.5日)となっています。自動車メーカーは祝日が少ない傾向にありますが、その分年末年始やお盆などが長期休暇になっているので、年間の総休日数は多くなるようです。

※愛知県の中小企業・町工場の多くは、最大の取引先であるトヨタ自動車の休日に自社も合わせる「トヨタカレンダー」を導入することで有名です。

休日の多い業種
1位  自動車関連メーカー 135.2日
2位 電子・電気部品メーカー 132.7日
3位 医療機器メーカー 130.5日

逆に、休日の少ない業種のトップはコンビニエンスストア(95.8日)で、外食産業(96日)がこれに続きます。自動車メーカーとの差は年間でおよそ40日もあります。コンビニや外食産業では、アルバイトが休んだり辞めたりしたら、その穴埋めを店長か地域担当社員が行わざるを得ないので、休日が削られやすい傾向なのです。コンビニ業界の最大手=セブンイレブンは、休日の少なさに加え、恵方巻きの自爆営業などが原因で、2015年ブラック企業大賞に選ばれています。

休日の少ない業種
1位  コンビニエンスストア 95.8日
2位 外食産業 96.0日
3位 芸能・芸術 99.1日

教師=休日でもやることが多くて休めない!?

その他、休日の多い仕事の裏事情を挙げてみると、例えば教師(特に小学校)は休日の多い職業と思われがちです。学生は春、夏、冬には長期休暇があり、年間の休日は160日程度となります。教師もその期間は授業がなくなりますが、実際は全部休日になる訳ではありません。

教師は長期休暇でも研修などで学校には頻繁に来る事が少なくないですし、書類仕事が必要な場合もあります。部活動の顧問になった場合に至っては「全く休みがとれない」という口コミも多いです。手を抜けば休みは多いが、真面目にやる先生ほど休みが無くなるというのが実情で、結局のところ教師は、世間で思われているほど休日は多くないのです。

消防士=非番も含めれば休日は多いが・・・

意外と知られていない休日の多い職業が消防士です。消防士の勤務体系にはいくつかの種類がありますが、最も多いのが2部交代制です。職員を2つの班に分けて、24時間勤務と24時間の非番を1日毎に交代で繰り返すという流れです。

そして消防士は勤務日でも、途中に数時間の仮眠が入るので、24時間働きっぱなしではありません。例えば月曜日が勤務だと、火曜日は非番、水曜日は勤務、木曜日は非番…といった流れで、これを数サイクル繰り返すと、本来の意味での休日が入ります。この2部交代制のケースだと、年間の休日数は200日以上になります。

消防士のシフト例
 
1週目 休日 勤務 非番 勤務 非番 勤務 非番
2週目 休日 休日 勤務 非番 勤務 非番 休日

ただし消防士は、表向きの勤務日数は多くないですが、非番でも緊急時には応援要請で働かされる「休日出勤」もあります。そもそも危険な火災現場での仕事となるので、精神的な疲労が激しいので、決して休みが多い事を喜べるような職業ではない点は、ご想像の通りです。

ビルメンテナンス=年収は少ないが、圧倒的に休日は多い!

他に、知られざる休日の多い職業として、ビルメンテナンス(ビルメン)も挙げられます。主な業務は、電気やボイラーなどの設備点検、建物内の見回りなどです。年収は多くないが(平均300万円程度)楽な仕事なので、知る人ぞ知る穴場の職業です。

オフィスビルにせよ商業施設にせよ、通常は毎日稼働されるので、ビルメンは土日や祝日に関係なく仕事があります。ゆえに年間の休日は110日前後と、一見するとカレンダー通りに休める職業より休みが少ないです。

しかし、ある裏事情によりビルメンテナンスの「実際の休日」は非常に多いです。ビルメンテナンスも消防士と似た24時間交代のシフトが基本で、しかも仕事明けの日があるからです。例えば2月1日の午前9時から勤務を開始した場合は、翌2月2日の午前9時までの仕事です。そして2月3日は丸一日休みで、2月4日からまた勤務となります。つまり「24時間働いたら48時間休み」のようなシフトになっているという事です。

これを厳密に休日換算すると、ビルメンの年間の休みは200日を超える事になるのです。しかもビルメンテナンスという仕事には、ノルマなど全く無い世界ですから、一般サラリーマンのようにストレスを抱える人は少ない事もメリットです。

ブラック業種は、休日が少ない上に、年収も少ない傾向!

このように、職業によっては年間の休日数と実際に休める日数とは、大きく異なることもあります。しかも休みが少ない職業でも、給料が多いとは限らないので、注意が必要です。

例えばコンビニは、上記のように最も休日の少ない業種ですが、一方で業種別平均年収ランキングでも全63業種中49位(40歳で523万円)と、下位に沈んでいます(ソース⇒平均年収の業種別(職業別)比較)。コンビニに限らず、休日が少なくて有給休暇も取りにくい「ブラック労働だ」と揶揄される業種は、むしろ低年収であることの方が多いのです。

★関連ページ;有給休暇を取りやすくなる裏技

世の中には、休日が少ないのに年収も少ない・・・なんて救えない職業もあるのです。このような裏事情を考えると、ブラック企業に就職するのはとにかく避けるべきだと言えます。

休日の多い職業とその裏事情まとめ
・自動車メーカーは長期休暇が多い
・「教師は休みが多い」という口コミは正しくない
・ビルメンテナンスは24時間勤務だが、実質の休みが極めて多い

近年、日本はブラック企業が増加しているという口コミが支配的です。「長時間のサービス残業を強いられる」「土日なども休日出勤が当たり前」など、その過酷な労働環境は社会問題となっています。2012年にはブラック企業大賞が始まり、また翌2013年にはユーキャンの新語・流行語大賞にノミネートされました。電通やワタミなどブラック企業と言われる会社に入ると、その後の人生が崩壊するリスクは高いので、なるべく休日の多い職業に就きたいですね。

※当ページへのリンクはご自由にどうぞ。但し画像・文章の転記や複製は禁止です。引用される際は必ず該当ページへリンクして下さい。
Copyright (C) 2017 https://u-waza.com All Rights Reserved.