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中小企業に就職するメリットとデメリット

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中小企業の定義は、製造業の場合では資本金3億円以下または従業員300人以下の会社が該当します。日本の企業の99.7%は中小企業で、大企業に分類される会社はわずか0.3%です。

一般的に、新卒学生の就職希望先として人気が高いのは大企業であり、中小企業は就活に失敗した人が仕方なく入る会社と思われがちです。中小企業は大企業よりも生涯賃金が大幅に少なくなる、婚活で不利になる・・・等のデメリットは、口コミ情報に疎い学生にも浸透しています。

しかし実は、中小企業にはデメリットばかりではなく、大企業にはないメリットも多くあるのです。ここでは、あえて中小企業に就職するという裏技について解説します。

中小企業は就職しやすい

中小企業のメリットの一つが、就職しやすい点です。就職四季報2016年版によると、就職倍率が最も高かった会社は大手食品メーカーの明治で、倍率は2750倍にもなったそうです。その他にも、森永乳業、カゴメ、ハウス食品など、大手の倍率は数百倍というケースが多いです。

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これら大企業と比較すれば、中小企業への就職は容易です。というより、低学歴だったり特別な経験のない学生にとっては、事実上、中小企業にしか就職できないと言っても過言ではありません。Fラン大学の学生は、そもそも大企業への就職など無謀なのです。

中小企業には転勤が無い(ことが多い)

他に、転勤がほぼ無いという点も、中小企業のメリットといえます。対して大企業の場合、全国各地への転勤、場合によっては海外赴任もあり得る、という大きな問題があります。

転勤が多いとマイホームの購入が無駄に終わるという強烈なリスクが付きまといます。既婚者の場合は、単身赴任で家族と離れて暮らさざるを得ないデメリットも発生しますし、生活環境が頻繁に変わる事でストレスから鬱病になる人も少なくありません。

その点、中小企業は地域に根差している場合が多いので、転勤を命じられるケースはほとんどありません。地元で住み続けられる、家族と別れずに済む、マイホームを持てる事は、中小企業だからこその特権と言えます。

会社の経営に加わりやすい。社長や上司に直談判もしやすい

上司に直談判しやすいという点も、中小企業のメリットです。大企業の場合、社員は所詮、会社の歯車の一つでしかなく、会社の方針に異を唱える事は不可能です。一方で、中小企業は社員数も少ないので、一人ひとりの意見が通りやすいです。

上場企業などで平社員が社長とじかに話が出来る事はありませんが、中小企業なら社長が全員の顔と名前を覚えているような会社もあり、直談判もしやすいです。そのため中小企業の方が仕事のやりがいが大きく、会社に貢献している実感が得られやすいです。

会社の経営危機を察知しやすい

また、中小企業は会社の経営危機をを察知しやすいという、隠れたメリットもあります。昭和までの日本は事実上の終身雇用制度でしたが、そんな幻想は崩壊していて、大企業でもリストラや倒産のリスクが避けられない事は、ご承知の通りです。近年でも、シャープや東芝といった日本を代表してきた大企業が、倒産の危機に瀕しており、1万人単位でのリストラが起きています。

しかし、テレビ番組等での社員のインタビューを見ると、会社が経営危機である事など全く分からなかった・・・という声も聞かれます。大企業はあまりに組織が巨大で複雑なので、会社に問題が起きていても、末端の社員が全く気付けないという状況が珍しくありません。

そのため大企業の社員は、突然のリストラや倒産で右往左往するだけで、再就職が遅れるというのが典型です。その点、中小企業は経営状況が各社員にも伝わりやすいので、危機を察してあらかじめ再就職先を探すなどの対応が取りやすいのがメリットです。

中小企業は個人的なスキルが身につき、再就職でも強い

会社の経営危機を知りやすい事と共に、中小企業ではそもそも一人で様々な業務をこなすので、個人のスキル・経験が積みやすいです。大企業は同じ仕事を歯車のように続けるだけで、他の会社でも通用する専門的なスキルは中々身に付かないデメリットがあります。

従って会社の倒産やリストラにより、転職や独立を余儀なくされた場合でも、大企業出身という肩書きだけの人物より、中小企業で様々な業務に揉まれてきた人の方が強い事も多いのです。

中小企業に就職するメリット
・中小企業は就職しやすく、転勤の可能性も低い
・会社に意見が通りやすく、社長や上司への直談判も可能
・経営危機やリストラを察知しやすく、再就職の準備が出来る

大企業に入社したからと言って、人生が安泰とは限りません。一般的に、中小企業は大企業よりも経営が不安定と思われがちですが、実は会社によってピンキリで、むしろ下手な大企業よりも安定して利益を出し続けている中小企業が、日本には沢山存在しています。逆に大企業でも、シャープや東芝や東京電力など、不祥事で数千人単位でリストラを行った会社も少なくないので、労働者から見れば決して安泰な職場とは言えません。

ですから学生諸君は、競争が激しいだけの大企業ばかり見ず、中小企業も視野に入れて就職活動する事をお勧めします。

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