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単純接触効果は心理学の中でも最強の法則!

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人間関係にまつわる心理学は、古来より数多くの研究が行われ尽くしています。人間関係のライフハック本などでも、「引き寄せの法則」だの「プラシーボ効果」だのと、数多くの法則が紹介されています。

そしてあらゆる心理学の中でも、最も強力で、古今東西・老若男女問わず通用する、最強の法則が単純接触効果です。これは別名ザイオンス効果とも呼ばれる法則で、一言でいうと・・・

・人間は会った回数(時間)が多い人ほど好印象を持つ

という内容です。子供の頃に、学校でたまたま隣の席になった異性を好きになった・・・という話は、誰もが聞いたことがあるはずですし、経験した人も多いでしょう。あれはまさに、単純接触効果の典型例です。ホストやキャバクラ嬢が使う計算尽くの恋愛テクニックなどよりも、毎日顔を合わせてちょっと話をするだけ・・・という単純な行為の方が勝るのです。

逆に、遠距離恋愛が破綻しやすいことや、一目惚れのカップルが長続きしない傾向にあるのも、単純接触効果とは真逆の行為だからです。

これは男女間の恋愛に限らず、同性同士の友情関係でも、ビジネスの場でも、接触回数が多いほど好感を持つのは全く同じです。飛び込み営業の成功率が低いこと、また営業の裏技は「商売以外の所で相手と親密になる(好かれる)ことだ」と多くの成功者が言うこととも合致します。

「悪名は無名に勝る」という諺も、ザイオンス効果を逆説的に物語っています。嫌われ者の代表格〜ホリエモンやキングコング西野亮廣などは、一方で熱狂的な信者も多い事でも有名です。露出が多ければ好きになる人も指数関数的に増えていきますが、無名な人間はジャッジされる土俵にすら上がれないのです。

数多く会っている相手ほど好きになる・信頼を感じるという、実にシンプルすぎて馬鹿らしい法則ですが、これは今後も人類が永久不変であると断言できるほどの、究極の法則なのです。

単純接触効果(ザイオンス効果)が有効である理由は明快で、人間の〜というよりあらゆる生物の本能に準ずるからです。生物には「生存本能」〜つまり生きていくうえで安心・安全を得ようと考えることが、遺伝子レベルで組み込まれていると考えられています。科学的に完全解明はされていませんが、あらゆる生物に「長生きしたい・死にたくない」という本能が備わっている事に、異論を感じる人は居ないでしょう。

そして生存確率を上げるには、安心や安全を確保する事が最善です。犬や猫を飼っている人なら、常に同じ場所で眠ろうとする性質をよく知っているでしょうし、我々人間だって旅先から帰ってくると「やっぱり我が家が一番だ〜」と感じますよね?あの心境は「普段から慣れ親しんだ場所=安全である」と脳が認識しているのです。

「安全・安心=好き」と遺伝子レベルで感じるから

生物にとっては「今まで生き延びれた場所=安全だという実績がある」と本能的に思い込み、安心感があるので、いつもの場所だと寝付きやすいのです。初めての場所だと不安を感じるのは、そこが「安全かどうか分からない(実績がない)」と遺伝子レベルで警戒するのです。

これは人間関係でも同じで、何度も会っている人・よく知っている関係なら「この人は安全だ」と本能で思い込むので、それがプラスの感情を生むのです。犯罪者の報道で、友人や近所の人が「そんな事する人には見えなかったのに・・・」なんてコメントするのは、実際にはその人の深い深層心理など分かっていなかったのに、単純接触効果から「まともな人だ」と勘違いしていたに過ぎないのです。

ザイオンス効果は大人に限らず、子供でも同じです。物心ついた子供が、だんだん人見知りしていくのも「いつも一緒に居る親=安全」「知らない人=安全かどうか分からない=警戒せよ!」と脳が感じているからです。逆に言うと、育ての親がお婆ちゃんだろうがベビーシッターだろうが懐きますし、実の父親でも長期間会わない関係だと全く懐かなくなるのも、単に接触回数や時間の問題に過ぎないのです。

また「犬猿の仲」の慣用句が示す通り、犬と猿は仲が悪いと言われがちです。しかし、小さな時から一緒に飼われてきた犬と猿だと、普通に仲良く暮らしているケースも少なくないです。テレビでも、犬の背中に小猿が乗っかってお散歩するシーンを見たことがあるでしょう。あれも、本質的にはソリが合わない(と言われがちな)動物同士でも、単純接触効果によってお互いに信頼感が生まれていれば、仲良しで過ごせるという事です。

このように単純接触効果は、あらゆる生物に例外なく共通する法則なのです。

単純接触効果は心理学の中でも最強の法則!まとめ
・人間は接触回数(時間)が多い相手をポジティブに感じる
・この反応は生物の生存本能なので、未来永劫、永久不変である
・人間だけでなく動物に関しても全く同じ

このように、単純接触効果(ザイオンス効果)は、人間に限らずあらゆる生物の本能〜遺伝子レベルに組み込まれている、絶対不変の法則なのです。仲良くなりたければ普段から会って話す機会を増やす、商談を成立させたければ相手の担当者と密に連絡を取る・・・とにかく相手と接触する機会を増やすことが、他人から好意を持たれるための「単純だけど最も重要な」裏技です。

逆に「自分はコミュ障だから・・・」と友人知人と話すのを避けていると、単純接触効果が全く発揮されないので、一向に相手との距離を縮められません。人間関係で悩んでいる人は、まずこの絶対法則を理解し、コミュニケーションの基本に取り入れてみるべきでしょう。

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