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騒音に強いマンションを見分ける裏技

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マンションの住民トラブルで最も多いのが騒音問題です。あまりに酷い場合は、警察に通報する裏技もありますが、少々の生活音でそこまで事を荒立てるのは気が引けますし、ご近所付き合いも微妙になります。一度購入してからでは対処できない問題なので、事前に騒音に強いマンションかどうかを見分ける裏技を紹介してみます。

まず基本事項として、上下階の騒音は、マンションの基礎床部分のコンクリートの厚さ(スラブ厚)と、その上に張られる「床」の構造で決まります。スラブ厚は分厚いほど防音効果が高いですが、タワーマンションのような高層建築では、重量の観点からあまり熱くする事も難しいです。一般的には、スラブ厚は20cm以上あることが理想で、それ以下だと上階の生活音が響く可能性が高いです。

一方、マンションの床下の構造は、主に「直張り工法」と「二重床工法」の二種類あります。二重床工法は、更に「置き床工法」と「浮き床工法」に分けられ、合計で三種類です。この三つの構造はそれぞれ特徴があり、騒音への強さが異なっています。

直張り工法(防音性×、コスト○)

直張り工法

直張り工法は、コンクリートスラブにクッション材を置き、その上にフローリングを張るという構造です。シンプルな作りである分、工事費が抑えられる(=マンションの値段も安くできる)うえ、天井を高くできるので部屋を広く感じられます。反面、音や振動が直接床に伝わるため、スラブ厚が十分にないと、上階の騒音が大きくなるデメリットがあります。

置き床工法(防音性▲?、コスト▲)

置き床工法

置き床工法は、床とコンクリートスラブの間に空間を作り、ボルトでそれを支える構造です。一般的に、起き床工法は「直張り工法」と比較して騒音に強いという口コミがまかり通っていますが、実はそうでなはいと訴える専門家も居ます。スラブと床の間に隙間があって、振動する空気の層が閉じ込められているので、かえって音が増幅して五月蠅くなるというのです。ちょうど「太鼓」の原理と同じです。

置き床工法の防音性が高いという実験は、実は欠陥があって時代遅れの情報なのだそうです。ただし置き床工法には、空間に水道の配管を通せる、またそのメンテナンスが容易になる、というメリットもあるので、現在でも最も多く使われている工法です。

浮き床工法(防音性○、コスト×)

浮き床工法

浮き床工法は、コンクリートスラブの上に直接床材を張らず、間にグラスウールなどの緩衝材を入れて二重にし、音の伝搬を軽減する仕組みです。置き床工法よりも防音性に優れていますが、コストが高いのでマンションの値段も高くなりがちなデメリットがあります。

以上の3つとなります。

これらのマンション床の構造を確認しておけば、上階の騒音に強いマンションを見分ける事が可能です。中古マンションの場合、仲介の不動産屋が防音に関する情報を把握していないケースもあります。しかし、マンションの設計図(竣工図書もしくは竣工図)を見れば、スラブ厚や床の工法が確認できます。不動産屋が曖昧な返事でごまかしてきたら「設計図(竣工図)を見せてくれ」と聞くのが、確実に騒音情報を得るための裏技です。

隣の部屋や屋外の音に対する性能

加えて、隣の部屋からの騒音〜壁や窓の防音性を調査する事も必要です。隣室との壁の厚みは、概ね18cm以上ないと防音が不十分とされています。おおむね建物の値段と比例しますが、一部には高価だけど騒音に弱いマンションもあります。

その典型例がタワーマンションです。高層マンションでは、軽量化のために壁のコンクリート厚が十分に取れないので、実は防音性能は低い可能性があるので注意が必要です。

実際にタワーマンションに住む人の不満では、ママ友の階層ヒエラルキー(上層階の主婦が下層階を見下す)と共に、騒音が五月蠅いという口コミが多く挙げられます。タワーマンションは、居住性能で見れば相当にコスパが悪いのです。

壁だけでなく、窓ガラスの構造も重要です。エアコンの室外機の音や、マンションの外からの騒音対策になるからです。

窓ガラスは、防音性能が低い方から順に、単板ガラス、ペアガラス、防音合わせガラス、二重サッシとなります。単板ガラスは通常の一枚のガラス、ペアガラスは二枚のガラスの間に空気層を設けたもの、防音合わせガラスは二枚のガラスの間に膜を挟んだもの、二重サッシは窓の内側にもう一つ窓を設置したものです。

上記の動画でも分かるように、二重窓すれば圧倒的に防音効果は高まります。同時に断熱効果も高まるので、夏の冷房、冬の暖房、共に効果が高まります。安いビジネスホテルでも、大抵は二重窓になっている事からも、防音性や断熱性の高さは証明済みという訳です。

北海道や東北などの寒冷地では、二重窓は当たり前の構造でしたが、東京でも少しずつ増えつつあります。窓ガラスの内側に簡易な格子を取り付けて、自作で二重窓にする裏技もありますが、やはり後付けの自作品では性能には限界があります。こだわるのであれば、最初から二重サッシのマンションを選ぶべきです。

上階の騒音に強いマンションを見分ける裏技まとめ
・スラブ厚が大きいほど防音性は高い。20cm以下は要注意!
・最も多い「置き床工法」の防音性は実は低い!?
・二重窓だと、外の騒音に強いだけでなく、保温性も高い

薄壁で有名なレオパレスでは「隣の部屋のいびきが五月蠅くて寝れない」なんて嘘みたいな口コミも聞かれます。数千万円で買うマンションとて、そこまで酷くはなくても、上や隣の部屋音が響く物件もあるのが現状です。神経質な人は、マンションを買ったり借りたりする際には、防音性能を徹底的に調査する事をお勧めします。

最後にもう一つ裏情報を。ネットで賃貸不動産を探せるサイトは、SUUMOやHOME'Sやエイブルなど数多くありますが、そこで探せる「防音性の高いマンション」というのは、まったく根拠が無いケースも見受けられるので注意が必要です。気になる物件がある際は、どういう理由で防音性能が高いとPRしているのか、根拠を問いただすべきです。

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