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不動産選びは地形(坂道)にも要注意!

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家の購入を検討している人は、周辺施設や交通網などの立地はチェックしていても、家が建っている地形(周辺の坂道)は意外と軽視されがちです。少々の坂道は気にならないと考える人もいるでしょうが、不動産選びにおいて、坂道は大きなデメリットがあるので要注意です。

坂道に建つ家の最大の注意点が、地盤沈下のリスクがある事です。通常、坂道の土地にそのまま家を建てる事は出来ないので、土地は切り土(斜面を切り取って平坦な地面を作る)、もしくは盛り土(坂に土砂を盛り上げて平坦な地面を作る)をして、その上に家を建てている・・・という裏事情があります。

切り土は元々の地盤が強固ならば問題が起こりにくいですが、盛り土は人工的に土を盛って地面を作っているので、十分な強度が無い場合もあります。そのため、激しい雨が降ったり地震が起きた場合には、地盤沈下で家が傾いたり、最悪の場合倒壊する恐れもあるのです。こうした地盤沈下のリスクは、斜面を改造して立てた家の方が、平地の家よりもずっと高いです。

基本的に、地盤調査は土地を購入した後に行う事になります。そのため、地盤の強度が十分でなかった場合は、再度切り土や盛り土の実施、あるいは擁壁(斜面の崩壊を防ぐために構築する壁)などの対応が必要となります。これらの費用として数百万円掛かるリスクがあるのです。

近年の日本では、阪神大震災や東日本大震災など度重なる大地震が起きた事や、ゲリラ豪雨が増えた影響などで、住宅の設計強度が見直されています。ゆえに坂道でも、最近建てられた家では十分に安全性が検証されて建築されているはずです。しかし中古物件を買う場合には、既に家が少し傾いている可能性もゼロではないので要注意です。

坂道にある家の購入を検討する場合は、ビー玉を用意するとか、傾きを検証できるスマホアプリなどを使って、床が水平になっているか必ず確認すべきです。

今は坂道が平気でも、将来はキツくなる・・・

当然ですが、坂道は上り下りが辛いというデメリットもあります。たとえ緩やかな坂道でも、毎日通勤や買い物などで上り下りしていると、疲れが溜まって大きなストレスとなります。

「家族は皆若くて元気だから大丈夫」と思うのは早計です。家を購入するという事は、何十年もそこに住む事が前提な訳ですから、家族も全員年を取っていき、将来は必ず坂道がキツくなってきます。「今」だけで判断してはいけないのです。

似た事例として、昭和中期に建造された多摩ニュータウンや泉北ニュータウン等では、住民が高齢化して階段がキツくなり、団地がゴーストタウン化している問題があります。住宅は人生で最大の買い物になるのですから、将来の姿まで考えて購入の判断をすべきです。

また坂道に建つ家、特に駅から距離がある郊外の家だと、自家用車がほぼ必須になるデメリットも見逃せません。坂だらけの立地では、自転車は生活の足としては全く役に立ちません。坂の多い街では田舎の生活と同様、車は日常生活の必需品あと考えるべきです。

意外なデメリットとして、坂道周辺の家は「自転車やバイクのブレーキ音がうるさい!」という口コミが多い事も挙げられます。坂道にある家は基本的に閑静な住宅街ですから、夜中や早朝は余計に音が響きやすいのです。音に対して神経質な人は、坂道の底付近の家は避けた方がよいかも知れません。

あくまでも当サイト管理人の雑感ですが、坂道にある一戸建てなら、他が同条件の家よりも1割以上は値段が安くないと、コスパ的に見合わない買い物だと思います。

不動産選びは地形(坂道)に要注意まとめ
・坂道にある家は地盤沈下のリスクがある
・駅から遠い場合、自家用車が必須(自転車は役に立たない)
・早朝や夜中に、自転車やバイクのブレーキ音がうるさいかも?

なお、こうした坂道の存在は、ネットや地図で見ているだけでは確かめられないという問題があります。坂道の存在は、現地に行ってみないと分かりにくいです。しかも不動産屋が客を内覧に連れて行く際、必ず車で案内するので、坂道が気付きにくいという裏事情もあります。不動産会社は物件が近場でも必ず車で案内しますが、それは周辺環境の問題点をごまかすためだ・・・という口コミもあるので、移動中は高低差なども注意深く観察すべきです。

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