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国民年金の支払いを安くする裏技

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国民年金は、日本の20歳以上60歳未満の全ての人に加入が義務付けられている、いわゆる公的年金制度です。2017年度(2017年4月〜2018年3月)の国民年金保険料は月額16490円です。そして国民健康保険などと違い、国民年金保険料は所得の多さに関わらず一定です。保険料は物価の変動によって決まるので、毎年少しずつ値上げされてきましたが、今後は当面、2017年度の金額で固定される予定です。

そんな国民年金は、合法的に支払いを安くできる裏技があり、それが「前納」という制度です。前納とは、本来毎月支払う国民年金保険料を、一定期間分(最大2年)をまとめて前払いする事で、料金が割引されるという仕組みです。

前納の期間は、半年、1年、2年の三種類あり、それぞれ保険料が1120円、4150円、15640円安くなります。以前は半年か1年のいずれかしかありませんでしたが、2014年4月より最大2年までに延長されました。但し前納の口座振替の申し込みが出来るのは毎年2月下旬までであり、好きなタイミングで申請出来るわけではないので注意が必要です。

国民年金の前納で割引される金額
期間 毎月払い 前納の場合 割引額
半年 98940円 97820円 1120円
1年 197880円 193730円 4150円
2年 395760円 380120円 15640円

前納の手続きは、日本年金機構のHPで「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」というPDFファイルをダウンロードし、必要事項を記入した上で、金融機関か年金事務所へ提出すればOKです。

※書類のダウンロード先⇒日本年金機構〜国民年金保険料に関する手続き

ただし、一般のサラリーマンは前納制度を利用出来ません。サラリーマンの国民年金は厚生年金と一括で、会社が給料から天引きする形で納めているからです。つまり前納は、自営業者・フリーランスのように自ら国民年金保険料を支払う職業に限定された裏技です。

お金が無い人は「猶予」や「免除」で安くできる!

前納は一度にまとまったお金が必要です。2年だと1万5千円以上安くなる訳で、利回りに直せば約4%もあります。しかもリスクゼロでの運用なので、世の中にこれほど美味しい運用方法はありません。但し、40万円以上が一括で必要なので、会社をリストラされた場合や、働いていないニートなど、財布に余裕がない人が利用する事は難しい制度です。

そんなお金がない人は、国民年金には「納付猶予」や「保険料免除」といった裏技もあります。

国民年金は、10年以上保険料を支払わなければ1円ももらえません(※注)。しかも、国民年金には実は障害年金の機能も付随しているので、医療保険に入っている効果もあるのです。ゆえに、保険料の未納は絶対にすべきではありません。前納は無理であっても、猶予や免除などの制度を活用して、未納だけは避ける事が重要です。また、国民年金には5年前までさかのぼって保険料を支払える「後納」制度もあるので、既に未納になっている人でも諦めるべきではありません。

※注;以前は25年以上の支払いが必要でしたが、2017年8月1日より10年に短縮されました。

国民年金を安くする裏技まとめ
・国民年金は前納(前払い)すれば保険料が安くなるという裏技がある
・最大2年の前納で保険料は15640円も安くなる
・金銭的な余裕がない場合は、猶予や免除といった方法も有効

ちなみに、厚生労働省の発表によると、2016年度の国民年金保険料の納付率は65.0%で、保険料の免除や猶予された人を含む実質的な納付率は40.5%に止まっています。この納付率の低さから、厚生労働省は2014年より保険料の強制徴収がスタートしました。2015年度までは、所得400万円以上が対象でしたが、2016年度には350万円以上に引き下げられ、そして2017年度は再度改定され300万円以上になりました。

このように、年金滞納の取り締まりは年々厳しさを増しています。繰り返しになりますが、保険料の未納だけはデメリットが多いので、絶対にしないよう注意すべきです。

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