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シエスタ(昼寝)の有効性の証明データと、効果を更に高める裏技

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日本人は世界と比較して、平均睡眠時間が少ないことで有名です。厚生労働省の2015年の調査によると、1日の睡眠時間が6時間未満と答えた人は39.5%にのぼります。また、OECDが2014年に世界29カ国を対象に行った平均睡眠時間の調査では、日本は7時間43分でブービー(28位)という結果でした(最下位は7時間41分の韓国)。

睡眠不足の状態だと、脳の働きが鈍くなって集中力が低下し、仕事や勉強の効率が悪くなるというデメリットがあります。しかし誰しもが経験がある通り、前日の夜に十分な睡眠をとっていた場合でも、昼食の後には眠くなってくる可能性は高いのです。

睡眠健康指導士である菅原洋平氏によると、人間には睡眠〜覚醒のリズムがあり、目覚めてから約8時間後と22時間後に自然と脳を眠らせようとする本能があるそうです。例えば午前6時に起床した場合は、午後2時頃には眠くなる事になります。しかも、昼食をとってお腹が膨れると、血流が胃や腸に集中して脳が働きづらくなり、眠気は更に増すのです。

こうした眠気を解消する方法として、近年ではシエスタ(昼寝)の有効性が様々な研究で証明されてきています。シエスタ(Siesta)とは、昼休憩という意味のスペイン語ですが、日本では主に昼寝を指す言葉として用いられています。昼食後にシエスタ〜軽い睡眠を行うと、脳が一旦休息することでリフレッシュし、午後の仕事効率を高める事ができるのです。

シエスタはスペイン周辺の国〜ポルトガルやイタリアなど、そしてスペインの植民地だったアルゼンチンやチリなど中南米の国でも、文化として根付いています。皆がシエスタをするために、昼の13時前後はお店が全て閉まるような地域すらあります。これだけ多くの国で文化として根付いている事実だけでも、シエスタの有効性は証明されているようなものです。

科学的な検証では、アメリカのNASAが昼寝の有効性を証明した実験結果を出しています。

上記のデータでも分かる通り、シエスタは10〜30分程度の短い時間でも効果があります。逆に昼寝が長すぎると、目覚めた後の脳の覚醒が遅くなり、逆に仕事効率が悪化するので注意すべきです。人間は入眠後30分を過ぎると、深い眠りである「ノンレム睡眠」の状態に入るので、脳が覚醒するまでに非常に時間が掛かります。そこで、寝過ぎてしまわないようにする、目覚めの良くなる有効な裏技があります。

昼寝後の目覚めを良くする裏技

シエスタ後の目覚めをよくする方法として、寝る前にコーヒーを一杯飲む裏技が有効です。コーヒーを飲むと眠れなくなると心配する人もいるでしょうが、人体にカフェインの影響が出始めるのは摂取して約30分後です。丁度、深い眠りであるノンレム睡眠に入る頃に、カフェインの覚醒作用が出始めることで、これを相殺できるのです。

よって、昼寝前にコーヒーを飲むと丁度良い時間で目が覚めやすくなるのです。脳を軽く休めるだけなら、ノンレム睡眠に入らない浅い眠り(レム睡眠)でも十分効果があることは、科学的に証明されています。この裏技により、だらだらと寝すぎてしまったり、集中力が低下させすぎてしまうデメリットは抑制できるのです。

こうした昼寝の有効性が証明されてきたことにより、アメリカではグーグル、ナイキ、P&Gといった大手企業でシエスタの導入が広まっています。近年では日本でも、ヤフーやGMOインターネットなど、シエスタ制度を取り入れる企業も増え始めているようです。

この動きに乗るように、最近のオフィス街では、お昼寝カフェや昼寝サロンといったシエスタ需要を見込んだサービスも増加しており、サラリーマンやOLの間では口コミで人気が広まっています。料金は概ね30分で500円程度が相場なようです。

シエスタ(昼寝)の有効性と更に高める裏技まとめ
・昼食後に30分以内のシエスタをすれば、脳がリフレッシュする
・昼寝の時間が長すぎると逆効果。直前にコーヒーを飲む裏技で回避
・グーグルやヤフーなど、シエスタを導入する企業も増えている

実はシエスタは、学校現場でも実験的に導入されてます。兵庫県加古川市では、一部の中学校で午後に10分間の昼寝時間を設ける「加古川シエスタ」を導入しています。生徒からは「頭がスッキリする」「午後の授業に集中出来るようになった」など、シエスタは有効であるという良い評判が多いようです。

一部には「10分では効果が薄い」とか「時間の無駄だ」等とデメリットを挙げる専門家の口コミもありますが、誰しもが経験したように、昼食後の事業は居眠りする生徒が続出します。午後の授業の集中力を高めるために、日本中全ての学校で15分程度のシエスタを導入すべきでは?

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