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JC(青年会議所)の裏事情〜加入のメリットは一つだけ!

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JC(日本青年会議所)とは、40歳未満の若手起業家・若手経営者・個人事業主などが集まり、ボランティア的経済活動を行う組織(公益社団法人)です。世界125カ国に存在する国際青年会議所(JCI=Junior Chamber International)の日本支部という位置づけでもあります。

このJC、名前は聞いたことがあっても、何をやっている組織なのか?裏事情は全く分からないという人が多いでしょう。日頃は身内が主催するイベントが中心ですが、大規模災害が起きた際は率先してボランティア活動を行うのが常です。東日本大震災の際は、国の支援体制が動くよりも早く現地入りし、避難所や救援物資のボランティア活動に勤しみました。後述するように、政治家との繋がりが深いので、国や自治体が(様々な制約で)すぐに動けない際は、JCが裏方として支援活動を行うよう指示が入るのです。

その一方で、JCの日頃の活動というのは、実は各地域の協議会(支部)で会員が夜な夜な「飲み会」をしているだけ・・・というのが実態です。名目は「懇親会」だったり「イベント・活動の打ち合わせ」だったりですが、毎日のように会員が集まって飲んだくれて遊んでいるのが日常です。これらの飲み会の費用は無論、JCが行う正規の各種活動費も全て、会員各自の持ち出し(ポケットマネー)になるので、お金に余裕が無い人が加入すると、JCの活動でどんどん貧乏になっていくという裏事情もあります。

JCの会費は、月1万円(年間12万円)が基本です(20万円以上の地域もあるようです)。但し、懇親会や活動の実費など、年会費など比較にならないほどの膨大な出費を強いられます。

そして、地域毎に差はあるでしょうが、基本的にかなり体育会系のノリが強く、イベント開催などの活動にせよ、飲み会にせよ、参加を断れない空気を醸し出しています。ネットでは「本業優先でJCの活動は任意と聞いていたのに・・・」などと勧誘時と実態の差を嘆く口コミを見かけますが、これが本当の実態です。

また「人脈が作れるのか?」という側面は、人によりけりと言わざるを得ません。基本的にJC内では、JCの活動がメインで、会員同士で各個人のビジネス・商談の話などはやりにくい雰囲気があります。ある程度空気を読まず、ズケズケと自ら話を切り出していけるタイプの人はともかく、声が掛かるのを待つ受け身のスタンスでは、人脈や商談話は広がらないと思います。

従って、本業に繋がるような話が広がる事も少なく、日々の活動で時間とお金をひたすら浪費していくので「全くコスパが合わない」「入って後悔している」という口コミも多く聞かれます。特に、旦那や恋人がJC会員だという女性からは、例外なく忌み嫌われています。旦那(彼氏)がJCの活動に振り回されて多忙で、全く相手をしてくれないからです。またJCの懇親会では、キャバクラなどで豪遊するケースもあるので、これも嫌われる理由です。

つまりネットで見られる「アンチJC」の評判は、基本的に間違っていません。JCに加入しても自分の金や時間を奪われ、家族や親しい人から疎まれるなど、デメリットばかりです。

JC唯一のメリットは、政治家・行政とのコネ作り

当サイト管理人は、単に「人脈を広げたい」程度の軽い目的なら、JCは絶対に加入すべきではない!と思っています。自分が働く必要がないボンボン(社長の跡取り息子)ならいざ知らず、自分が一代目という起業家や、個人事業主(フリーランス)の人が、ビジネス目的で加入するメリットはほとんど無いです。

ただし、JCには大きな野望がある人にとっては、強力な武器となる可能性があります。JCは政治家と強力なコネクションがあるからです。

実は政治家には多くのJC出身者が居ます。総理大臣経験者に限定しても、自民党なら中曽根康弘から小泉純一郎や麻生太郎、旧民主党系では菅直人や鳩山由紀夫なども、JCのOB・元会員です。ゆえにJCの会議では頻繁に、有名政治家が招かれて講演会や懇親会が開かれます。

そして政治家サイドも、後輩であるJC会員は(前述の震災時の裏方活動など)何かの時に黒子として働かせられる子分だ・・・ということで、気前よく名刺交換に応じますし、2ショット写真を撮らせてくれる人も居ます。特に地方の市議会議員レベルなら、JCの人脈は選挙の票田としても大きい存在なので、尚更重宝されるのです。

JCと政治家は持ちつ持たれつの関係なので、時には会員の相談に乗って、公共事業等で『軽い口利き』をしてくれるという口コミもよく聞かれます。おそらく、完全に受注できるというものではなく、入札に参加できる権利だとか、役所や関係者に紹介を入れてくれる・・・というレベルの口利きです。しかし、自治体絡みの入札ビジネスでは、最初の参入障壁が極めて高いので、この程度の口利きでも効果は大きいのです。

つまり、国や自治体などを相手にした「入札系ビジネス」をしたい事業主や、将来「政治家になりたい」人などは、JCに入会して地元の国会議員や市議会議員とコネを持つことは、非常に強力な武器になります。これが、JC(青年会議所)に入会する唯一のメリットです。

JC(青年会議所)の裏事情〜加入のメリットまとめ
・JCは年会費以外にも、懇親会や出張の実費などで多額のコストが掛かる
・多くの無償労働に忙殺され、家族や恋人から疎まれる
・政治家とのコネ、自治体の入札ビジネスとのコネが、唯一のメリット

逆に言うと、自治体相手のビジネスなどしない事業主や、政治家として立候補する意志などない人・・・つまり大半の個人事業主・フリーランスの人にとって、JCの会員になる価値はほぼ無いです。商工会などと同じで、デメリットだけがのし掛かってくる存在です。

二代目社長などお気楽な会員は、JCの事をフリーメイソン(秘密結社)的なノリで楽しんでいたりしますが、結局はお金にも時間にも余裕がある人間の道楽に過ぎません。上下関係も厳しく、内部の権力闘争も激しいので、毎日働いている一般の事業主には関わらない方が良い世界だと忠告しておきます。

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