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天職に巡り会うための裏技

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「自分に合う仕事が何なのか分からない」とか「天職が見つからない」というのは、古今東西共通で多い悩みです。

当サイト管理人はそこそこ人生経験を積んだオッサンであり、また周りの色んな成功者・失敗者を見てきたので、今では「天職なんて簡単には見つからない」という理屈が理解できます。しかし、人生の経験値が少ない若い人は、中々その真実を理解できないのも当然だと思います。

上記は、大学の非常勤講師として学生の就職活動に長年関わってきた岡田斗司夫氏のアドバイスで、当サイト管理人の意見と非常に近いです。

就職で学歴が効くのは早慶までで、なおかつ大学は就職予備校ではないので、在学中に自分が何で喰っていくのか真剣に考えるべきだと。その際に重要なのが、まずは「食い扶持」を見つけるのが先で、やりたい事を探すのは後だという事。食い扶持の中からやりたい事を見つける(やがて出てくるものだ)という理論です。

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当サイト管理人も、数え切れないほど様々なバイトを行ってきて、紆余曲折を経て今の自分の仕事(物書き)に落ち着き、これが天職だと思えるようになりました。だからこの理論が、天職に巡り会うための正しい手順だと断言できます。

しかし、そんな説教じみた事だけ聞いても、まだ理解は難しいと思いますので「天職は意外な方向から見つかるものだ」という事実を示すデータを紹介してみようと思います。

天職は薄い繋がり・口コミの方が見つかりやすい!?

ダニエル・ピンク著のベストセラー『フリーエージェント社会の到来』によると、マサチューセッツ州のエリートビジネスマンを対象とした就職履歴調査で、過半数(56%)の人が「知り合いの紹介」で仕事を見つけていたというデータがあります。しかも仕事を紹介してくれた知り合いの内訳は「時々会うだけ」「滅多に会わない」といった薄い繋がりが8割以上を占め、頻繁に会う友人の割合は17%弱だったというのです。

同様に、社会学者のマーク・グラノヴェッター氏が1970年に行った調査によると、ホワイトカラーが現在の職業に就いたきっかけは、家族・親友といった強い繋がりのコネは少なく、繋がりの薄い知り合いからの口コミでの紹介の方がむしろ多かった、とのことです。アメリカではこの手の社会学調査が日本よりも遙かに多いのですが、大抵は強いコネがあった訳ではなく、緩い繋がりから得た就職の方が多いのです。

この理由は『家族や親友との繋がりでは新たな進展・大きな変化は少ないが「友達のさらに友達」といった薄い繋がりの方が世界観が広くなるから』と解釈される事が一般的には多いです。

これに対し、作家の橘玲氏は「弱い繋がりはノーリスクの提案だからメリットが大きいからだ」という全く別の見解を示して話題になりました。親や親戚など、強いコネで入社した者は社員からも疎まれやすく、本人も親(親戚)の面子を潰す事を恐れます。そしてコネ入社を斡旋させた親(親戚)の方も、信用丸つぶれになるのでリスクの高い行為な訳です。

しかし、どこの馬の骨とも分からない繋がりの薄い人間を推薦して、仮に失敗しても責任を追求されないですし、上手くいけば「見る目のある人だ」と自分の評価が上がるので、ローリスクハイリターンの行為なのだ・・・と橘玲氏は説明します(「残酷な世界で生き延びるたった一つの方法」より)。

確かに昔から「コネ入社は辞められないから大変だ」という口コミはよくありました。一方で、弱い繋がりの紹介なら、お互い後腐れ無いので、自分に合わない職場だと思えばすぐに転職できます。就職も恋愛と同じで、自分に合う職業(異性)を見つけるには、失敗の経験が必要なのです。いきなり天職(運命の人)に巡り会うのは、よほど運の良い人だけです。

天職に巡り会うための裏技まとめ
・天職は簡単には見つからない
・色んな仕事を経験する上で、自分に合う職業が「見つかる」
・統計上、弱い繋がりや口コミでの紹介の就職が成功しやすい

当サイトでは度々「数打たなければ鉄砲は当たらない」理論を紹介しています。これは就職活動でも同じです。一部の天才や幸運な人は、いきなり人生の正解に辿り着く事もありますが、凡人はとにかく何度も色んな事を試して、正解に「偶然」巡り会う事を期待するしかないのです。

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